最近マーケティング用語がたくさん出てきて
頭を抱え本で勉強しています。
少しでも皆様のお役に立てるように
僕が調べた用語の解説を参考にしてください。
知っていると
ちょっと自慢できるかもしれません。
日々進化を遂げるマーケティングの世界。
新しい用語が次々に出てきますよね。
横文字やアルファベットの言葉が飛び交う会議を、
知ったかぶりしてすごした経験ってないですか(←私、あります!)?
ここでは、そんな「今さら聞けない」、
「今こそ知りたい」マーケティング用語を毎回取り上げてご紹介していきます(五十音順)。
■AIDMA(アイドマ)の法則
消費行動プロセスを説明するモデルはいくつかありますが、
その元祖と言えるのがこのAIDMA(アイドマ)です。
消費者はまず、その製品の存在を知り(Attention)、興味を持ち(Interest)、欲しいと思うようになり
(Desire)、記憶して(Memory)、最終的に購買行動に至る(Action)という購買決定プロセスを経ます。
その頭文字を取ったのがこのAIDMA。
このうち、Attentionを認知段階、Interest、DesireおよびMemoryを感情段階、Actionを行動段階と区別します。
要するに、消費者は意識していようがいまいが、モノを買う時にはこのようなプロセスを経ているということであり、
売り手の側から言えば、消費者がこのプロセスのどこかで止まってしまっては、モノは売れないということになります。
それがどこなのかを見分けて、対策を打つのが
われわれマーケターの腕の見せ所ということになりますかね…。
このAIDMAという言葉自体は、マーケティングに携わる方なら、だいたいがご存じなんですが・・・
「じゃあ、4番目の“M”ってなに?」と聞くと、「ええと、なんだっけ?
……マーチャンダイジング?」なんて、答えられることがよくあります。
特に優秀な方にその傾向がよく見られますが、実はそれも無理のない話だと私は思っています。
この法則が、サミュエル・ローランド・ホールによって最初に唱えられたのは、1920年代のアメリカ。
新聞広告が中心の時代で、ネットがないのはもちろんのこと、
電話の普及率も40%程度で、通信の中心はもっぱら郵便でした。
今なら欲しい(Desire)と思えばなんでもすぐに購買(Action)できますが、
当時は欲しいと思ったら、その気持ちを忘れずに持続させ(Memory)、
それが売っている遠くの店まで頑張って買いにいかなければならなかったのですね。
まあ、テレビCMで見かけたお菓子を買おうと思ってコンビニに向かい、
タバコだけ買って帰ってくることを、
ここ最近何度か繰り返している僕なんかには、
この“M”は実に身につまされるものもあります。
一般的には“M”に対する評価は低いようで、
Motivate(動機づけ)と読み替えられたり、
省略してAIDA(アイダ)にされたりもしています。
実際、マーケティングの本場アメリカや、
セールス・ライティングの分野ではこっちの方が、よく用いられていますよね。
AIDMAは,“M”以外にも、たとえば“I”と“D”の線引きが難しいだの、
”A“の範囲が広すぎるだの、さまざまな問題点が指摘されています。
それを補うものとして、AIDCA、AIDASなどの派生モデルがあります。
また、ネット時代に適応したAISAS、AISCEASなんてのもあります。
それぞれについての詳述に
興味のある方は各自御調べください。